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ミャンマー編 お人好し
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はいこんにちはー。今回はミャンマーです。
ミャンマーといえばなんとなくヤンマーとニャンマゲを足した
っぽい名前でかわいい感じのする、
世界でトップレベルの人の良さを誇る国です。
兎に角、恐ろしいくらい親切なのです。僕もミャンマーに行く前に、
旅先であった人から信じられないくらい、人が良いと聞いていました。
そこで、その噂を検証するためにミャンマーへと向かいました。
ミャンマーに着くと、そこは、レトロがとろぷるしている国でした。
そこらに牛車や馬車やロバが走り、建物も道も目に入ってくる風景が
すべて懐かしい感じです。人々の笑顔も最高です。
さて、世界三大仏教遺跡のあるという町に行きました。
そして、遺跡から夕陽を見ようと思って歩いていたら、おみやげ屋の
女の子がやってきました。最初は色々売りつけてきたのですが
“夕陽をみたい”と言うと途端に、“コッチよ!!”と言って歩き出すのです。
ついて行くと、川のほとりにあるガイドブックに載っていない遺跡の上に
案内してくれました。そこからは、

川が真橙色に輝き、夕もやに霞む夕陽が見えて感動ものでした。

日が暮れて、遺跡を降りると女の子達は、

“夕陽を一緒にみてくれてありがとう”

と僕に売り物のお土産くれるのです!あぁ恐ろしい。

なんて人が良いんだ!!

他にもこんなことが続きまくる信じがたいほど人の良い国です。
そして、このパガンを歩いていると広場でサッカーをしている人達がいました。
ここでいつも通り、混ぜてもらってキックオフ!超マジメな国民性からか、
手を抜いたプレーをする人が一人も居ません。だから結構あたりも厳しいのです。
そんな中で僕は、鹿島アントラーズの名良橋ばりの物凄いアフターファールを
受けました。一瞬ムカッと来たのですが
真剣に謝られるとそんな気分はとろけてしまいます。
しかしスネからは結構な流血が…。
それを見ると皆一斉にどこかへ行ってしまいました。
どうしたのかわからないでいると、一斉に戻ってきました。

そして手にはかなり怪しげな塗り薬が…

皆が皆、家に戻り薬を持ってきてくれたのです。
しかも皆良い人なので、何種類もの薬を何度も僕に塗ってくれるのです。
はっきりいって怪しげな薬で傷に効くかどうかも不明だし、
混ぜるのは危険だと思ったのですが、小心者の僕は、皆の笑顔と真剣な優しさ
に負けて、塗られるがままになっていました。
最高に親切で感動しましたが、はっきりいってその効果はなかったばかりか
悪影響が出て翌日足が腫れまくったなんて足が腐っても言えないくらい
お人好しの国ミャンマーなのでした。


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