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レバノン編 アウェイの洗礼
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はいこんにちはー。

今回はレバノンです。
レバノンと言えばレバニラとダノンを足してたような名前の国で、
日本ではレバノン紛争などで危ないイメージが強い国だと思います。
しかし昨年、サッカー日本代表が優勝したアジアカップはレバノン
で開かれていますし、現地にいったセルジオ越後は

「レバノンは安全ですよ!来て見ればわかりますよ。」

と熱弁しておりました。ということで、僕は、バカ日本代表として
レバノンに行ってみました。

さて、レバノンの首都ベイルートはヨーロッパの香漂う町で
セルジオ越後の言うとおり安全な感じでした。
カリフォルニアのような海岸沿いの通りを歩いているとちょっとした
空き地があり、そこでサッカーをしている子供たちがいました。
僕も行く前は、怖くて危ない国なのでは?と思っていたのですが、
この風景を見る限りとても落ち着いた感じです。

なのでちょっと安心してサッカーに混じりました。
ちなみにレバノンはアジア最西端の国で上のトルコと下のイスラエル
はヨーロッパになります。さてそんなレバノンの首都ベイルートは
物凄い排気ガス天国で、ちょっとしか走っていないのに、
高地のボリビアでサッカーをしているかの如く胸が苦しくなります。
しばらくその苦しさに耐えながらプレーに興じていると、
なにやら地響きがします。

立っていても分かるくらいなので大きな地震か?と思っていたら、
すぐ横の道を装甲車が走り去っていきました…唖然とする僕を尻目に
子供たちは別にビビル風もなく僕からボールをかっさらっていきました。
おぃおぃセルジオさんよあんたはこの装甲車をみて安全と言ったのかよー
と思っているとまたも地響きが…すると今度は、兵隊さん御一行が
銃を抱えて隊列を組んで装甲車を追いかけていきました…

いやはやどうなっているのでしょう。
しかし子供たちにとっては日常風景らしく、全く気にしていません。
それからもプレーは続けたのですが、排気ガスで息は苦しいし、
今度は装甲車ではなく、戦車が疾走していき、
またもビビっているうちにボールを奪われるなんてことを
繰り返していました。

装甲車に兵隊に戦車…次はガンタンクでも来るのか!?

って感じです。
てなわけでW杯予選プレーオフの
ウルグアイVSオーストラリアのオーストラリア代表の如く
アウェイの洗礼を受け、すっかりその雰囲気に飲まれて
惨敗をしてしまいました。そしてセルジオ越後の発言に
疑問を抱いたまま隣国シリアへ敗走したのでした。

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