トレンディ・キューバ・カット(08/1/26)


            はいこんにちはー
この度、キューバにいってきましたー。

キューバって言うと、私だけかもしれませんがイメージとして
「革命」「亡命」「カストロの独裁」「チェ・ゲバラ」「野球」「社会主義」ぐらいしかなく
しかも、あまりプラスのイメージがありませんでした。
ただ、どうしても行ってみたくなったので、ひとっ飛びしてきました!

そしたら、もうイメージが全く変わってしまいました!

陽気な人でやさしい人たちの国で、街並みも美しく
街のあちらこちらから音楽の生演奏が聞こえてくる
非常に美しい国でした!!ほんとイメージって怖いなーって思いました。

ちなみに地球の歩き方にも珍しく、治安の良い国として書かれていました。
実際に行かないとわからないことって本当に多いですね。

そう実際に行かないと・・・ってことで、
キューバでも床屋さんに行ってみることにしました。

ちなみにキューバの人は身だしなみに非常に気を使う人が多いようで
どの床屋さんにいっても、満員です。

基本的にみんな、坊主が少し伸びたような髪形をしている男性が多いので
散髪の頻度も高いのかもしれませんが、どこの床屋にいっても
満員で、待ち時間がかなりかかりそうです。

キューバでの時間もあまりなかったので、後で空いている床屋をみつけて
そこで行けばいいやーなんて思っていたら気がつくと最終日・・・。

しかも後、1時間後には出発しないといけない!という時間になってしまっていました・・・。
そこで急いで、ホテル周辺の床屋を探しました。
そんなときに、現地の人に紹介された床屋がここです↓

良い感じの外観

いい感じです・・・。
シャッター街のなかに、ひとつだけ、椅子が置いてあり、洗髪するところとかはない。
バングラディッシュの床屋にかなり近いものがありました。

さて、時間もないなかで、この床屋さんもこんでいて椅子1つなのに3人待ちでした。
そこを交渉して、頼み込んで、割り込ませてもらいました。
(キューバの皆さんありがとうございます)

床屋さんは「どうする?」って聞いてきたので、当然ここは

「トレンディ・キューバ・カット プリーズ!」

とオーダーしました。
キューバカットだと、カストロみたいになるのか、チェ・ゲバラみたいになるのか
どんな髪型になるんでしょう。全く想像がつきません。
ただ、周りを見渡すと坊主の延長のような髪が多いので、そのようになってしまうのか・・・。

嵐の前・・・

なんて思ってると、牛柄のビニールを着させられ
チョキチョキとカットが軽快にはじまりました!
サルサのリズムに合わせて・・・ってわけではないのですが、クルクル回転する椅子を
グルングルンまわしながら、ビシバシとカットをしていきます!!

果たして、この床屋さんはおそらく初めて、東洋人の髪を切っていると思われます。
切りながら、どのような髪型で落ち着けようかを考えているようです。

いままで、髪を切ってきた各国でも、最終的にはファンキーになりながらも
だいたい、床屋さんはバッツバッツ切っていかずおそるおそる切ってたのですが
さすが陽気なカリビアン。遠慮なくバッツバッツ切っていきます!
後ろから切り出して、前髪に差し掛かった時
最初は色々と考えながら切り始めていたのですが
途中から閃いたのか、迷いがなくなったようです。

サクサクと切っていって、

出来上がったのが、この髪型です!!

完成!

おぉぉぉおおおお!!!!
過去最短の前髪!!しびれるようなオン・ザ・マユゲ!!
三十路を過ぎた社会人がする髪型としてはかなり斬新なスタイルに仕上がりました!!

当然、こんな髪型のキューバ人を見たことはありません!!
しかし、なぜ??
過去にも、前髪をビシっとそろえられたことは多数ありますが
この短さでそろえられたことは初めてです!!

彼は本気でこれで完成だと思っているのでしょうか???
いやーお見事!!って、ここまでされたら感服するしかありません。
実際、前髪をスパッと切られたときに、ここからどう展開するのかなと
思ったら、そこで潔く「終わったよ」って告げられましたから
その引き際の潔さと突然さ加減ったら、某国首相が所信表明演説翌日に
辞任会見をしちゃうくらいの、突然さです。
ちなみに切ってるときはこんな感じでした↓

シャキーン


さすがにこの髪型は、やばいだろーと思ったのですが
切った本人は満足げだわ、僕を割り込ませてもらったひととかも
真顔で悪くない髪型だねみたいな感じで見てるし、店を紹介してくれたまま
僕が切られるのをみていたひとも真顔で「いい感じだな」みたいに言ってきます・・・。

んー・・・。この髪型を見て、笑わずに褒めてくるので
キューバでは、かなりオシャレに仕上がったのかもしれません。

床屋さんと一緒に

ということで私は、この革命的なレボリューション・キューバ・カットで出社することを
想像すると、このままキューバに亡命したいくらいの気持ちになりながら
床屋とキューバを後にしたのでした。

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