世にも不思議な体験(04/8/1)


はいこんにちはー
今から書くことは、僕が体験した世にも不思議な体験です。
それはペルーからの帰り道でのできごとです。
帰りの飛行機はリマを夜の12時くらいに
出る深夜便でした。
一応2時間前の22時に空港にいって待っていたの
ですが、出発時間が迫ってきても全然飛行機が
出る気配がありません。

と、そこで館内放送が。
飛行機が2時間遅れますとのこと。

2時間後

またもや館内放送が。
さらに2時間遅れます…とのこと。


本を読んで時間を潰していると
すぐ近くに日本人カップルがいることに
気が付きました。

男性の方は具合が悪そうです。
ずっとベンチで寝ていました。
女性の方はを読んでいました。

旅先に限りませんが、カップルには話し掛けにくい
ですし、日本人が珍しいわけでもなかったので、
別にその時は話しませんでした。


ちなみに、僕は毎回旅行にはをもっていきます。
8日間くらいの旅行だと文庫本を4−5冊もっていきます。

今回もケロリンと共に本を4冊もっていきました。
そして帰りの時点ですべて読み終わってました。
本来ならリマ市内の日本人宿かどこかに置いてこよう
と思ってたのですが、タイミングがなくて
読み終わった重たい本を帰りの空港までもってきて
しまっていました。

このまま持ち帰るのは嫌だなー。
でも本を捨てるのもなんか罰当たりっぽいなー
と思っていたところに、
目の前には読書をしている日本人が…

そこで、小心者の僕は、朝4時にやっとはじまった
搭乗手続きで列に並んだタイミングでカップルに
勇気を振り絞り話し掛けました。

「すいません。もしよろしければ
 読み終わった本もらってくれませんか?」

と。
するとカップルはケロリン片手にもった僕の身なり
明らかにひいてましたが、本は受け取ってもらえました。

しかしその後は、席も離れていたので話す機会も
あまりなく名前すら聞かずに帰国してしまいました。


ここからが不思議体験の始まりです!


2週間後。


僕は毎週末土日、サッカーをしており、帰国後2週間目の日曜日
も、社会人リーグの公式戦がありました。
東京都の社会人リーグなのですが、試合会場は千葉県の流山市です。

そしてこの日の相手チームは、事前の偵察によると
11番のフォワードの選手が要注意とのことでした。
そして僕はディフェンスなので11番をマークすることになりました。

そして11番と1試合ずっとマッチアップを繰り返しながら
なんとか0点におさえることができて、試合は1−0で勝利!

あーよかったーと思ってると、相手チームの11番が歩みよって
きました。試合後に挨拶することはよくあることなので
おつかれさまでしたーと言うと、11番から驚愕の発言が!!

「すいません。
 人違いかもしれませんが、ペルーで会いましたよね?」



「!?」


なななんとっ!相手チームの11番はペルーの空港で具合悪そうに
してたカップルの男性の方だったのです!!
具合が悪そうにしてた男性とエースとして活躍する11番とは
まったく結びつきませんでした!

一瞬しか話をせず、名前も聞かずにペルーの空港で分かれた人と
千葉の流山のサッカー場のグランドで再会!

しかもフォワードとディフェンスとしてマークをしていたのです!!

こんな不思議なことってあるんでしょうか?
天文学的確率ってこういうことを言うのでしょう。

まさかまさかの再会です。
その後名刺を交換し、今ではメールのやりとりなどをしています。

こないだは一緒にペルー料理屋にいってきました。
カップルは実は夫婦で新婚旅行だったそうです。

ちなみに僕の第一印象は
ケロリンをもった変な日本人がいる
だったそうです。

そんなバカにハッピーな新婚旅行中関わられては嫌だなー
なんて思ってたときに、そのバカが
まんまと話しかけてきたのです。

僕が言うのもなんですが正直かなり困ったことでしょう…。
本なんてもらいたくなかったけど、もらわないと何されるか
わからないから仕方なく受け取ったのでしょうか…。

いやー今思うとホント失礼いたしましたーって感じです。
もう時効だと勝手に思っていますが。

さらにプチびっくりとして後日判明したのですが
奥さんの方の職場は僕の勤めているビルの隣のビルでした・・・。

といったことで重ね重ねの超びっくりの
世にも不思議な体験レポートでしたー。